◆フンキャッチャーの使い心地を一変させる袋のつけ方
今回の結論:新しい袋のつけ方によって、枠への袋の脱着が楽になり、立ったままでも楽にフンを受けられるようになりました。他社のフンキャッチャーにも利用できます。
前回までの話:フンキャッチャーに種類があること。ヒシャク型フンキャッチャーは楽しいが、袋の取り付け方を変えない限り、立ったままでフンを受けにくいことをお話ししました。
◆目次
新しい袋の取り付け方法は目からウロコです。
袋の取りはずしも超簡単
袋の脱着方法は、フンキャッチャーにとって避けられない難問だった。
新しい袋の取り付けは簡単で、袋は外れない。
袋を固定できるわけ。やってみれば当たり前の実験
新しい袋の取り付け方法で、枠が立体になって生じた予想外の効果
さらに、枠が立体の西洋梨型になって生じた予想外の効果
枠や手やバッグがウンチで汚れない。
犬と楽しめるヒシャクタイプのフンキャッチャーは使いやすい道具になった。
さらに予想を超える隠れた能力を見せつける!
他社のフンキャッチャー製品をお持ちの方も袋の取り付け取り外しが楽になる情報です。
ご紹介するのは新しい袋のつけ方とふんとり棒”らふーん”を作った國信商店(くにのぶ しょうてん)の店主です。
◆新しい袋の取り付け方法は目からウロコです。
下図のように袋に枠を差し込み、枠の先端の突起を袋の底にある隅の近くにあて、残りの隅を枠の中に押し込むだけです。風で袋が飛ばないように袋の開口部をクリップで止めます。
袋の装着に慣れると5秒以内で取り付けられますが、”らふーん”はジョイント部で折りたたみ小さくなるので散歩に行く前にお家で装着しておくと愛犬との散歩が楽しめます。
動画で見ると袋の取り付けが超簡単なことがわかります。
◆袋の取りはずしも超簡単
袋の取り外しも簡単です。袋の開口部の下端を指でつまみ前方から上方に移動させるだけでフンには触らずに、枠から袋が外れます。
片手で袋を外すことができます。
ウンチ感をほぼ感じずにマナー袋をはずす。(YouTube動画)
◆袋の脱着方法は、フンキャッチャーにとって避けられない難問だった。
従来の枠への袋の装着方法は、フンを受け損ねても枠が汚れず、しっかり袋を固定させるために様々な方法が考えられました。主なものは2重枠で袋を挟む方法や環状のゴムで枠に押さえつける方法、粘着する素材を利用して袋を枠に留める方法などです。
説明を読むだけで煩雑で耐久性の問題を感じると思います。この袋の脱着方法がフンキャッチャーの避けては通れない大きな壁だったのです。
◆新しい袋の取り付けは簡単で、袋は外れない。
袋の脱着があまりに簡単なので、既存の製品をお使いの方はびっくりされるはずです。あまりに簡単すぎてフンを受けた袋がはずれることが心配になると思います。心配無用です。
枠の前の突起が重要な役割を果たします。フンを受けると枠の前方にある突起が袋の隅に当たり袋の落下を防止します。
◆袋を固定できるわけ。やってみれば当たり前の実験
このことは簡単な実験で理解できます。ポリ袋の内側に(先がとがっていない鉛筆のような)棒をあてて袋をひっぱると、棒は袋の表面を滑り、袋を固定できません。
しかし、袋の底の隅に棒を当てて袋を引っ張ると袋は動きません。この当たり前のことを応用したのが、ふんとり棒“らふーん”の枠なのです。
袋が大きすぎると袋が落ちることがあります。袋の幅は20~21cm前後(マチ付きの袋は幅が25㎝以下)がいいようです。このような袋はスーパーやホームセンター、100円ショップで簡単に入手できます。
◆新しい袋の取り付け方法で、枠が立体になって生じた予想外の効果
この袋の取り付け方では、枠の形が円形である必要はありません。13センチの円よりも大きな西洋梨形でも利用できます。さらに枠を立体にもできます。
下図は枠を立体にし、横から見た図です。前回もお話ししましたが、犬の肛門は尻尾の付け根近くにあります。立ったままでフンを受けるには、枠を肛門の下に位置させる必要があります。
とくにシッポがふわふわの犬では立ったままで上から見るとどこに枠を位置させるべきかわかりにくいです。しかし、枠と伸縮棒をつなぐジョイントを尻尾の付け根近くに位置させると、枠が絶妙な形の立体なので棒の角度が変わってもフンを受け損なうことがありません。
◆さらに、枠が立体の西洋梨型になって生じた予想外の効果
さらに下図に示したように枠が西洋梨形であるため少し角度を変えてもフンを受ける範囲はあまり変わりません。加えて西洋梨型の立体枠はシッポがふわふわの犬の場合真後ろからではなく斜め後ろからしっぽに当たらないようにジョイントを近づけやすい形状です。
このため、愛犬に嫌がられたり受け損ねたりの失敗がほぼなくなります。
このように新しい袋の取り付け方法によって、枠が西洋梨形かつ立体にできたので、従来品に比べると各段に使いやすくなりました。
◆枠や手やバッグがウンチで汚れない。
万が一フンを受け損ねた場合も、前に示した袋の取り付け図からわかるように、袋の中に枠が完全に入っているので、ウンチで枠が汚れることはありません。
これまでの袋の取り付け方法では、袋の外側がウンチで汚れるとさらに別の袋に収納しなければ、バックが大変なことになりました。同じように”らふーん”に装着中の袋の外側が汚れたら、どうなるのかが以下の動画です。
犬のフンを受け損ねても絶対に近いほど汚れない。(YouTube動画)
新しい袋の取り付け方法では、袋の外側が汚れても、袋を取り外すときに表裏が逆転するので、袋の汚れでバッグや手を汚すことはありません。たったこれだけのことですが気分的には格段に散歩を楽しめます。
◆犬と楽しめるヒシャクタイプのフンキャッチャーは使いやすい道具になった。
このように袋の取り付け方法を変えただけで、ヒシャクタイプのフンキャッチャーは非常に使いやすくなりました。他社のヒシャクタイプのフンキャッチャーをお使いの方もぜひ試してみてください。袋の取り外しが楽になったことにびっくりするはずです。(持ち運び安く、立ったままでフンを受けることは、-他社製品では難しいです。)
◆さらに予想を超える隠れた能力を見せつける!
この新しい袋の取り付け方法は、今回ご紹介したことをさらに乗り越える予想外な能力を発揮しました。
次回は、その一つである袋の重ね装着のお話しをします。
多頭犬の散歩や何回も分けてうんちをする犬必見です。
もちろんふんとり棒“らふーん”以外の他社製品にも使えます。
◆次回 フンキャッチャーに、袋を3枚取り付けることはあたりまえ?
【犬のフンの回収方法とおすすめ】 愛犬と楽しめるヒシャクタイプのフンキャッチャー 第1話
【使いやすいフンキャッチャーの条件】袋の取り付け方法で、びっくりするほど、すべてが良くなる。第2話(この話)
【多頭散歩で必須 フンの回収方法】これで安心!フンキャッチャーに3枚の袋をつける。第3話
【フンの処理方法】超簡単!フンキャッチャーにトイレに流す袋をつける。第4話
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◆もっと ふんとり棒 “らふーん” を知りたい方は、
YouTube [犬の散歩の必需品] 心が通じるふんとり棒らふーん 異次元の使いやすさ
もしくは、試験販売を行ったマクアケをご覧ください。
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◆ふんとり棒 “らふーん” の購入は、下記のネットストアーをご覧ください。
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◆書いた人
國信商店店主 國信 耕太郎 (くにのぶ しょうてん)
1959年生まれ。幼少期に犬と理解しあえるかを確かめるために、隣家の中型犬の口に無理やり手を入れ、かまれる。また、魚釣りの帰りに野犬に囲まれ、釣った魚を投げながら逃げるなど、世の中は甘くないことを犬から教わる。いまだに出会う犬には、ワッシャワッシャやってもいいか話しかけている犬好き。大人になって犬を飼い人間関係に直結する糞トラブルの深刻性に改めて気づく。らふ~ん は地域で愛される犬が増えるように愛犬とともに開発した商品 國信商店は昭和に祖父母や父が下関で経営していた鮮魚の仲卸店の名前から付けた。